指導監査・日弁連意見書の意義 さらなる改善の取り組みを(足立)

公開日 2015年04月25日

足立支部は、3月17日に北千住マルイ内の講義室で支部総会を開催した。当日は田辺幸雄弁護士(江東総合法律事務所)から「日弁連意見書の画期的意義と指導・監査の現状」と題し話題提供、その後質疑と意見交換を行った。

個別指導をめぐっては、日本弁護士連合会が2014年8月22日付で「健康保険法等に基づく指導・監査制度の改善に関する意見書」が発表され、新聞報道等でも大きく取り上げられた(詳細は「東京保険医新聞2015年4月5号」を参照)。

参加者からは、「個別指導の当日に録音を行うことについて、東京では拒否されている事例はあるか」「隠れて録音をした場合、裁判で証拠として採用してもらえるのか」「個別指導だけでなく、新規指導も弁護士の帯同をお願いできるのか」「結果が『再指導』となる医療機関は当日の指導の様子や指摘内容に特徴があるのか」などの具体的な質問が寄せられた。

最後に参加者から、法人化や移転等をきっかけにして新規個別指導に選定される医療機関が散見されるため、ぜひ協会で新規指導の学習会も開催してほしいとの要望も出された。今後の支部例会や協会が開催する学習会として企画を検討することとした。

(『東京保険医新聞』2015年4月25日号掲載)