公開日 2014年07月25日
協会新宿支部は5月30日、新宿支部例会を開催し、会員ら15人が参加した。
当日は「最近の査定・減点の動向と審査・指導の最新情報」と題し、協会に寄せられた相談事例をもとに須田昭夫副会長と事務局から報告。縦覧点検により初診料が再診料に減点された事例や、疾患によって投与日数のある薬が制限日数を越えて投与したので減点された事例などを紹介した。
須田副会長は、審査でのコンピューターチェックについて「保険診療のルールは曖昧な点が多いが、コンピューターは一定のルールに従って作業を行う。効能書きをよく読む、病名をきちんと診断するなどして、余計な減点を避けるのが大事だ」と指摘した。
参加者からは「集団的個別指導の対象となる平均点数は、院外処方の場合はどう計算するのか」、「初診として請求したが、再診ではないかと減点されたことがある。初診と再診の違いが分かりにくい」といった声があがった。
最後に溝口とく子支部長から、「協会では査定・減点の対策や再審査請求に関する助言を行っている。医学的根拠がないなど納得できない減点があったら、些細な点数でも協会に相談して欲しい」と挨拶した。
(『東京保険医新聞』2014年7月25日号掲載)