日頃の悩みを語り合う 新入会員歓迎懇談会に30人が参加

公開日 2014年07月05日

6月14日、協会組織部は新入会員歓迎懇談会を開催。会員、役員ら30人が参加。昨年4月以降に入会した会員と役員らとで、悩みを相談しあい交流を深めた。

参加者からは「開業したのがたまたま特別養護老人ホームやサービス付高齢者住宅が多い地域だった。在宅医療を頻繁に行っているので、今年の点数改定の影響を大きく受けた」、「昨年の秋にざっくばらんに語る会に参加して、現場から医療を改善するのだという先生方の熱意に感激した。今年も参加したい」、「地区の医師会では悩みを話しても、皆同じ地区のライバルだから聞いてくれない」、「自分の診療が学問的に正しくても診療報酬が支払われないものがあるし、苦労して処置をしても報われない点数がある。適切な診療に対しては、応分の評価をしてほしい」など、協会への激励や悩みが語られた。

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新入会員から診療報酬についての悩みが話されると、拝殿清名会長を始め、多くの役員が自分の経験をもとにアドバイスする等、活発な意見交換で盛り上がった。

最後に竹﨑三立副会長から、「保険医協会は会員を守るという姿勢を強く打ち出している。先生方には、もっと率直に、経営や診療報酬、指導などについての悩みを相談してほしい」と語った。

そして「適切な医療が評価されない現在の医療制度を改善するためには、医師同士で連携しなければならない。協会は医療制度を改善する運動をすすめている。支部例会やざっくばらんに語る会など協会が企画する行事にぜひ参加していただき、会員通し力を合わせて協会活動を盛り上げてほしい」と挨拶があり、盛会のうちに終了した。

(『東京保険医新聞』2014年7月5日号掲載)