総会に11人が参加 改定新点数を中心に論議(墨田)

公開日 2014年04月05日

協会墨田支部は3月17日、すみだ産業会館会議室にて総会を開催した。当日は会員、従業員等11人が参加した。

総会議事では「2013年度支部活動報告」の承認、「2014―15年度支部役員」等の選出をした。その後、4月実施の新点数最新情報について事務局から話題提供し、意見を交換した。

質疑応答では新設の地域包括診療加算、在宅医療における改定内容について質問が集中した。地域包括診療加算について参加者から、「算定要件に規定された高血圧症、糖尿病、脂質異常症、認知症の対象疾患は主病に限られるのか」、「再診料への加算だが、薬の処方がない診療日でも算定できるか」や「算定にあたっては患者の書面による同意が必要になるが、患者にメリットはあるのか。患者にとってメリットがなければ同意が得られるはずがない」等の質問や意見が出された。

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一方、在宅医療については不合理な改定内容に「在宅医療における不適切事例を理由にして管理料の大幅な引き下げ、算定要件の厳格化の実施が予定されているが、真摯に在宅医療に取り組む医療機関が被害を被るのはあまりに理不尽ではないか」、「在宅医療関連の点数では従来も多くの書類の記載が求められてきた。今回の改定ではさらに同意書等の書類の整備が必要になった。診療以外の事務的な負担がますます大きくなる」等参加者から率直な不満の声が出された。

最後に閉会あいさつに立った鈴木哲夫支部長は「協会の新点数説明会にぜひお越しいただき、改定の内容を確認して欲しい。また協会は不合理な改定内容については既に要望書をマスコミや厚労省等に出すなど改善に向けて取り組んでいる。今後も協会の活動に協力をお願いしたい」と参加者に呼びかけ、閉会した。

(『東京保険医新聞』2014年4月5日号掲載)