保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

元気に診療していただくために

公開日 2014年03月05日

日頃医療の最前線でご活躍の先生方に、心より感謝と敬意を表します。東京保険医協会は、50年の歴史を持つ「保険医の生活と権利を守る」「国民の健康と医療の向上をはかる」ことを理念に活動を続けている団体です。現在5,300人の先生方にご入会いただくまでになりました。これも新規開業医対策、審査指導対策、税務・雇用管理対策、窓口トラブル対策、共済制度等、多彩な「会員を守る」事業活動を評価していただいている表れと考えております。

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協会の事業の大きな柱の一つに、診療報酬の不合理是正等の要請活動があります。本年2月に4月施行の診療報酬改定の概要が明らかになりました。これをご覧になられてどのような感想をお持ちになられたでしょうか。医療の道筋を立てる側が、現場を誘導し屋根に上げておきながら梯子を外すといういささか将来を見据えていない、また医療の現場をまったく見ることなく、机上で医療費をコントロールする手法で診療報酬を次々と決定してきます。医療に対する消費税の考え方に関する議論もなされていません。今こそ医療の現場から声を上げていかなくてはならないと思います。

東京保険医協会では、患者窓口負担の軽減、ワクチンの無料接種化、喘息医療費無料制度の存続と充実等、医療制度の向上に積極的に取り組む一方、審査指導の改善にも力を注いできました。その結果、個別指導への弁護士帯同の実現、病名漏れによる社保分の減点を再審査請求の対象とする等の成果を挙げています。

TPPや消費税増税など医療機関を経営していく上で、今後我々には多くの困難な局面が待ち受けています。患者さんあっての保険医です。患者さんが住み慣れた環境で元気にお過ごしいただくためには、保険医が元気でいなければなりません。そのための医療環境を構築するために今後も活動を続けて参りますが、皆様のご協力なくしては成し得ないと考えます。どうか我々にお力添えをいただけないでしょうか。先生方のご入会を心よりお待ち申し上げます。

東京保険医協会 組織部長
堀 浩一朗

(『東京保険医新聞』2014年3月5日号掲載)