審査・指導対策講習会を開催――審査・指導の特徴を知り日常の請求業務に活かそう

公開日 2013年12月25日

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 国保連合会の縦覧点検が9月審査分から始まるなどの審査の最新情報の解説と、新刊『2013年版保険医のための審査、指導、監査対策』の説明を兼ね、協会審査対策委員会は、「審査・指導対策講習会」を開催した。

 講習会は2会場で開催し、11月27日は小金井市民交流センター(三多摩会場)において135人、12月7日は日本教育会館(23区会場)において224人、両会場合わせて359人が参加した。講師は、協会講師団と事務局が担当した。当日解説した主な内容は以下の通りである。

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診断が付けられた過程を示し、症状詳記を――レセプト請求時の傷病名に注意

 講習会では、協会に寄せられる減点事例の紹介と解説を行った。

 「過活動膀胱」の病名がついた患者にステーブラ錠を処方して査定された事例では、能書の適応により「過活動膀胱」に加えて「頻尿」「尿意切迫感」「切迫性尿失禁」のいずれかをつける必要があること、尿検査等必要な検査を実施して診断が正しく付けられている過程を示すべきと説明した。また、慢性心房細動、慢性腎不全の患者にプラザキサカプセルを処方し減点された事例について、能書では「非弁膜性心房細動」が適応とされていること(図1「標準病名のみでは算定不可等の事例」/省略)、また、高度の腎障害が禁忌とされているので、腎機能障害のある患者に投与する場合は注意が必要だと指摘した。

 最近の審査の特徴の解説では、算定日情報から同一日に「超音波検査(胸腹部およびその他)」を2回算定し査定された事例で、……(以下省略・会員限定公開)

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(『東京保険医新聞』2013年12月25日号掲載)