審査・指導への対策 日常の工夫を意見交換(墨田)

公開日 2013年11月05日

協会墨田支部は10月16日、すみだ産業会館会議室を会場に支部例会を開催し、会員、事務長等7人が参加した。

今回の例会では、「東京都における審査・個別指導の最新情報と日常診療での対策のポイント」をテーマに取り上げ、協会事務局員から話題提供した。

審査支払機関で減点され協会に寄せられた会員からの再審査請求に関する相談事例の中から21症例を選び、1)減点の内容、2)再審査請求理由、および3)協会審査対策委員会で検討し、会員に返事をしたアドバイスの内容について解説した。

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参加者からは、「細菌薬剤感受性検査は実日数1日だと確かに減点される。症状詳記の重要性がわかった」、「熱傷等の処置、手術を必要とする傷病名については必ず部位を記載することが明細書の記載要領で定められているのを初めて知った」や「整形外科では神経ブロックやアルツ関節注射はよく減点される。保険請求時の留意点を参考に今後は気をつけたい」など、話題提供の症例に対し自身の減点事例への対処法や必要性を訴えるためのレセプト請求時の工夫など率直な意見も出された。

また、当日は拝殿清名会長も出席し、この秋開催を予定している、11月16日開催の協会創立50周年記念シンポジウムおよびレセプションへの参加を呼びかけた。

最後に鈴木哲夫支部長が「墨田支部の活動がさらに活性化するよう引き続き努力していきたい。会員の期待に応えられるようなテーマを取り上げて支部会議を開催していく。ぜひお知り合いの会員を誘って、ご参加いただきたい」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2013年11月5日号掲載)