税務調査・消費税・審査・指導を学ぶ――分からないことは協会へ相談を(目黒)

公開日 2013年07月15日

目黒支部は6月12日、支部例会を開催し14人が参加した。八辻行信支部長の開会挨拶と乾杯の音頭の後、支部会員の入退会の状況を確認。現在、目黒支部の会員数は129人である。

話題提供として、奥津年弘税理士から税務調査・消費税増税・税制改正、および事務局から個別指導について話題提供された。

2011年に改正された国税通則法では、課税庁側の質問検査権限が強化されたこと、また消費税が5%、10%の場合の医療機関の影響を算出、消費税10%では院外は110万円減少、院内は209万円減少するとの説明があった。さらに税制改正の評価としては、庶民には増税が続くことが指摘された。参加者からは、税制改正されたことで相続税がどう変わるのかなどの質問があった。

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個別指導の話では、各科別の平均点数および指導種別・指導計画の説明、またヘリコバクター・ピロリの保険診療上の診断手順や、病名漏れを理由とする再審査請求などについて説明があった。質疑では、ヘリコバクター・ピロリ菌の検査を他医療機関で行っていた場合はどうするのか、検査のみだけ行い次回の来院がない場合に管理料は算定できないのか、慢性疾患がある場合にどのくらいの期間が空けば初診料を算定できるのか、などが出された。

閉会の挨拶で村林彰支部幹事は、税金の問題や審査指導についてはなかなか学ぶ機会がないので、こういう場でしっかり勉強するのが重要。分からないことは協会へ相談をと述べ、盛会のうちに終了した。

(『東京保険医新聞』2013年7月15日号掲載)