個別指導・審査対策で活発に意見交換(墨田)

公開日 2013年04月25日

墨田支部総会が3月18日、すみだ産業会館会議室で開催され会員ら13人が参加した。

1)「最近の個別指導の指摘事項からみた日常診療の留意点」、2)「突合・縦覧点検」対策のポイントについて事務局から話題提供があり、意見を交換した。

参加者からは、「診療録の傷病名欄は1行1病名しか認められないのか」、「自家診療では具体的にどういう場合に問題となるのか」や「保険者等による情報提供から個別指導が実施されるケースはどういったものがあるのか」など、指摘事項と自身の日常診療に照らして率直な質問が多数出された。

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フロアーからの質問に対して、他の参加者から自分の場合はこのように対応している、等の意見が出されるなど、参加者同士での意見交換も行われた。

一方審査問題についても、「他の医療機関に入院中の患者の家族が受診し処方するケースがある。縦覧点検で気をつける点はあるのか」、「患者から長期処方を求められることが増加している。審査上認められる日数はどのくらいか」や「精神疾患の患者が自己都合で受診を中断し、しばらくして再度外来を受診する等の場合が少なからずある。初診料の算定は可能か」など参加者から実際の日常診療における悩ましい保険請求事例や査定・減点対策に関する質問や意見が活発に出された。

最後に鈴木哲夫支部長は「保険請求事務はいっそう複雑になっており、算定や査定・減点で悩ましい事例が増えている。困った時はぜひ協会に相談して欲しい」と参加者に呼びかけ、閉会した。

(『東京保険医新聞』2013年4月25日号掲載)