保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

消費税増税関連法案と「社会保障制度改革推進法案」の参議院での採決強行を許さず、断固廃案を要求します

公開日 2012年08月09日

2012年8月9日

東京選出 参議院議員 各位

東京保険医協会
会長 拝殿 清名

拝啓 貴職におかれましては、日頃より国政の重責を果たされていることに心より敬意を表します。

 私ども東京保険医協会は、東京都の保険医約5,250人で構成し、患者・国民の命と健康、皆保険制度を守るために活動している団体です。

 いま、参議院で審議されている消費税増税一体改革関連法案、「社会保障制度改革推進法案」について、民主、自民、公明3党はお盆前にも採決に持ち込もうと、地方公聴会を開き、中央公聴会日程を決めました。「共通番号制」法案についても3党で修正合意し、8月中旬までに衆議院を通過させようとしています。

 このような3党の数合わせによる強引な国会運営は、議会制民主主義を真っ向から否定し破壊するものです。少数政党の意見も聞くとしながら、審議日程は自公両党の言いなり、「社会保障制度改革国民会議」への議員参加をもとめる方針も覆し、国会議員を排除し、「有識者」だけで構成することを決定。民主党は、政権交代をはたした際の公約をすべてなげすて、社会保障制度を解体させ、医療を崩壊させてきた自公政権時代と同じ轍を踏もうとしています。このようなことは断じて許されることではありません。

 デフレ下での消費税増税は国民生活や日本経済に深刻な影響を及ぼします。社会保障と税の一体改革に関する特別委員会の審議等を通じて、消費税増税が社会保障拡充とは無縁の大型公共投資の財源に充てられることも明らかとなりました。「社会保障制度改革推進法案」は、患者・国民への新たな負担と犠牲を強いるだけでなく、国と大企業の責任放棄を正当化し、国民皆保険を骨抜きにし、納付にみあう給付にするなど社会保障制度解体へ突き進む道です。こうしたことが明らかになり、今、多くの国民が反対の声をあげているのは必然です。

 我々は、患者・国民の命と健康を守る医師として、消費税増税関連法案と社会保障制度改革推進法案、「共通番号制」法案には断固反対です。

 「良識の府」参議院にふさわしく、議員一人ひとりの良心や信念に基づき、消費税増税関連法案および「社会保障制度改革推進法案」の徹底審議・廃案に向けて、貴職の最大限のご尽力を賜りますよう強く要望するものです。

 一、あらゆる手段を尽くして、「消費税増税法案」「社会保障制度改革推進法案」を徹底審議の上、廃案にして下さい。

敬具

消費税増税関連法案と「社会保障制度改革推進法案」の参議院での採決強行を許さず、断固廃案を要求します [PDF:127KB]

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