新点数Q&A 算定要件の解釈に四苦八苦(葛飾)

公開日 2016年06月25日

葛飾支部例会の様子

葛飾支部は5月20日支部例会を開催し、会員ら7人が参加した。当日は、新点数Q&Aテキストを用い、問い合せの多い分野を中心に事務局が解説した。

新設の薬剤総合評価調整管理料については、「他院とあわせて6種類から2種類減薬」という算定要件の解釈に四苦八苦しているとの報告があった。また、減薬しても患者負担が増える問題が話題になった。院内処方料に加算できる外来後発医薬品体制加算について、「患者さんの負担を減らすべく後発品へ切り替えてきたが、後発品推進のために点数が設定されると患者の負担に跳ね返り、矛盾を感じる」との声が上がり、「医療現場の実態に合っていない」との指摘があった。

また、葛飾区の国保料が23区内で最も高額なことや、保険証を持たない区民が7%存在していることが報告されると、「診療報酬改善だけでなく、誰もが医療を受けられる支援策も行われなければならない」との意見が出された。

最後に拝殿理事がマイナンバーについて言及し、「番号提供をしなくても不利益はない。その点を踏まえて対応していこう」と参加者に呼びかけ閉会した。

(『東京保険医新聞』2016年6月25日号掲載)