TPPは日本社会を壊す――5.25大集会 2,000人が銀座パレード

公開日 2013年06月05日

パレード終着地点で「TPP反対!!」を唱和する医療関係者
集会で訴える金子勝 慶応大学教授

「TPP参加をとめる!5・25大集会」が25日、芝公園(港区)で開催され、全国から2,000人が参加した。参加者は手作りのプラカードや横断幕を持ち寄り、会場は「TPP交渉参加を撤回させたい」との熱気に包まれた。

集会では各分野の参加者からスピーチがあり、医療者からは「アメリカの民間医療保険に、日本の国民皆保険制度を売り渡してはいけない。病気の治療、命と健康に格差を持ち込むのがTPPの本質だ」との発言があった。

は「TPP参加の“入場料”として、かんぽ生命のがん保険参入を見送らせるなどアメリカの要求を日本政府は丸呑みしている。『聖域』を守れる根拠は何一つない。TPPの危険性を大手マスメディアは一切報道しておらず、報道統制下のような状態だ。わたしたちがTPPの危険性をあばき、多くの市民に伝えていこう」と呼びかけた。

集会後はトラクター3台を先頭に、芝公園から銀座に向けパレードし、笛やドラム、ラップ調のシュプレヒコールでアピールした。沿道からは「ガンバレ!!」等の声援が数多く飛んだ。