公開日 2016年05月25日
協会は4月25日(立川市民会館)、27日(日本教育会館)の2回にわたり、「新点数Q&A説明会」を開催し、会員・従業員等のべ870人が参加した。
説明会では、介護保険への移行をさらに強要するリハビリ点数の減算規定や、「かかりつけ」と称して患者の受診を制限する「小児かかりつけ診療料」、「単一建物診療患者」の考え方でさらに複雑になった在宅点数の算定方法、患者に投与する薬剤を減らせば算定できる「薬剤総合評価調整管理料」など、会員から質問の多い項目について解説した。
今次改定も告示・通知の不備等のため解釈が困難な項目が多い。根拠が不明な湿布薬の70枚超処方の取り扱いや、通知一本で「鼻腔・咽頭ぬぐい液採取料の算定は一日一回のみとする」などという強権的な手法が目立つ。薬剤を減らすと窓口負担が増えるなどという点数は、患者に説明できない。
協会は、会員から寄せられている様々な意見を集約し、全国の協会・医会とも共同して、診療報酬の不合理是正を求めていく。
(『東京保険医新聞』2016年5月25日号掲載)