【セミナー】 応対マナー講習会 心がけ一つで印象が変わる

公開日 2016年06月05日

ロールプレイで実践的に学習

研究部は5月21日に応対マナー講習会を開催し、197人が参加した。講師にJプレゼンスアカデミーの山脇あき子氏をお招きした。

始めに、鶴田幸男会長から「患者さんへの対応の善し悪しが医療機関の印象を決める。今日学んだことをぜひ役立てていただきたい」と開会の挨拶があった。

山脇氏は、身だしなみ、表情、言葉遣い、挨拶、態度の総合的な印象が自分への評価を左右することを説明し、日常気をつけるべきマナーのポイントを紹介した。実践的に学ぶために、席を立ちロールプレイを全員で行う場面もあった。

また、患者のプライバシーに踏み込まなねばならないときは、「恐れ入りますが」といったクッション言葉を使うなど、医療機関にとって必要な応対についても説明がされた。

会場からは「認知症の患者に気持ちよく診療を受けてもらうにはどのような工夫をすれば良いか」「語尾を上げてしまう癖があり、怒っていると思われてしまう。どのように改善すべきか」などの質問があがった。

なお、本講習会は医療法で義務付けられている「医療安全に関する職員研修」に該当するため、参加者には「受講証明書」が手渡された。

(『東京保険医新聞』2016年6月5日号掲載)