10・24国民集会 いのち守るのは「今でしょ!」

公開日 2013年11月05日

「いのち守ろう」と唱和する集会参加者
林 修 氏
集会に参加した協会役員と事務局

10月24日、いのちまもる国民集会が日比谷野外音楽堂で開催され、参加者は3,000人を越えた。協会からは竹﨑三立副会長ら9人が参加した。

集会の文化行事では、コント集団のザ・ニュースーペーパーが安倍政権の閣僚に扮し、TPP加入後の医療制度について皮肉たっぷりに演じ会場を湧かした。

林 修 氏 また集会では「いつやるの?今でしょ!」のフレーズでお馴染みの林修氏(予備校講師)がゲストとして登場。林氏は「産婦人科医である妻や医師の友人を見ると、医師の業務は過酷で、命を預かる大変な職業だと感じる。日本を良くするために医師にしかできないことがあるが、自分ができることは、自分とは違う意見を受け止め、自分で考えることができる人間を育てることだ」と述べた。

集会に参加した協会役員と事務局 また宮城県保険医協会副理事長の井上博之先生は「被災地での生活再建はいまだに厳しく、国民健康保険と後期高齢者医療制度における窓口負担が免除されていた。岩手、福島の両県は免除を継続しているが、宮城県は2013年4月に免除を打ち切った。これにより受診抑制が生じている」と指摘し、被災者医療費免除の復活を訴えた。

集会終了後、参加者は日比谷公園から東京駅前までパレード。プラカードを掲げながら、沿道の人々に医療・介護の充実、TPP反対を訴えた。

(『東京保険医新聞』2013年11月5日号掲載)