再稼動反対国会大包囲 1万5,000人が抗議行動「さよなら原発」の声渦巻く

公開日 2014年01月25日

原発を「重要なベース電源」と位置付け2030年代原発ゼロを撤回するエネルギー基本計画が2月9日の都知事選後にも閣議決定されようとしている。12月22日、日比谷野外音楽堂、国会周辺で抗議活動が行われ、のべ1万5,000人(主催者発表)が参加した。協会からは役員ら11人が参加。寒風が吹きすさぶなか、参加者は元気にプラカードやサンバイザーを身につけ原発ゼロ、再稼動反対を訴えた。

主催者のミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)は「政府は怒るのに疲れて抗議するのをやめることを待っている。負けずに大きく抗議の声をあげて、私たちの反対の声を可視化していこう」と挨拶した。

日比谷野外音楽堂を埋め尽くした再稼動に反対する集会参加者 さらに鎌田慧氏(ルポライター)は「原発は、水俣病、イタイイタイ病などの公害と同じく人間の命・健康を犠牲にして儲けるものだ。被害が出てもそれを隠し、できるだけ過小評価して、最後は外国に輸出する。こんなことを決して許してはならない」と訴えた。

再稼動反対集会・デモに参加した協会関係者

日比谷野外音楽堂を埋め尽くした再稼動に反対する集会参加者

(『東京保険医新聞』2014年1月25日号掲載)