日常診療でのトラブル対策 日頃の疑問や経験を交流(目黒)

公開日 2016年11月15日

目黒支部例会2016

 目黒支部は10月18日、支部例会を開催、6人が参加した。
 八辻行信支部長の挨拶の後、「審査指導の最新情報」「年末調整に向けたマイナンバーへの実務対応」、「患者とのトラブル対策」について事務局が報告した。

 参加者の関心が高かったトラブル対策については、協会に寄せられた相談事例をもとに、医師の応召義務、医療費未払いの患者や過度のクレームへの対応、診断書の書き換えに関するトラブル、医療資格者の業務範囲等、多岐にわたる内容を取り上げた。
 参加者からは「生活保護を受給している患者の診療を断っても問題はないのか」「傷病手当金の申請書を書くよう求められて困っている」「外国人に診療を求められた際、AMDA(国際医療情報センター)では通訳も行ってくれるのか」「患者の保険証を紛失しトラブルにならないよう、速やかに返却するようにしている」と日常診療での疑問や経験が寄せられた。

 最後に、村林彰支部幹事が「いま国会ではTPP協定の承認を求める議案が審議されている。アメリカでは、生命保険会社の確認が取れなければ必要な医療が受けられない状況が発生している。このように国民の生命や健康に大きな影響を及ぼすTPPには反対していくことが必要ではないか」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2016年11月15日号掲載)