自由党 小沢一郎代表と懇談―患者負担ストップ、ワクチン不足の解消を

公開日 2017年01月25日

小沢議員と鶴田会長

 12月9日、鶴田幸男会長は衆議院議員会館を訪れ、自由党代表の小沢一郎衆議院議員と懇談した。これは東京歯科保険医協会の森元主税理事(保団連副会長)の尽力で実現したもの。

 鶴田会長は「受診時定額負担」導入や高齢者の高額療養費の負担上限額引き上げなど、新たな患者負担増や、介護保険利用料の引き上げ等の介護利用者への更なる負担増の中止とともに、MRワクチンなどの不足によって接種が受けられなかった子どもたちのために、法定接種期間が過ぎても公費接種が可能となるように救済措置を設けることなどを要望した。

 小沢議員は「薬価が下がり、製造されなくなった良い薬がたくさんあると聞いている」などと述べ、協会の要望に対し理解を示す一方で、「医療保険制度全体で見ると高齢者の医療費が上昇しており、国の立場も理解できる」「制度の改善策として、減らす部分と充実させる部分を示した具体策が欲しい」などと語った。

 懇談では、鶴田会長が柳原病院事件で勾留されていた外科医師が12月9日に保釈されたことにも触れ、小沢氏と意見を交わした。

(『東京保険医新聞』2017年1月25日号掲載)