医学管理料を学ぶ―日常診療について意見交換(目黒)

公開日 2017年03月02日

170221_目黒支部総会

 目黒支部は2月21日、支部総会を開催し、5人が参加した。

 はじめに、八辻行信支部長が「協会も目黒支部も会員が増加傾向にあり、喜ばしいことだ。会員の要望にしっかりお応えするとともに、さらに会員を増やしていきたい」と挨拶した。参加者の自己紹介の後、「医学管理料講習会」と題し、日常診療において算定頻度が高い管理料の算定要件や請求のコツを事務局が情報提供した。内容が多岐にわたる医学管理料を、患者への指導管理を評価したもの、検査を実施することが前提となっているもの、医療連携を評価したもの等に分けて解説を行った。

 参加者からは「特定疾患療養管理料は、特定疾患以外で初診料を算定していても、初診日から1カ月経過していれば算定できることが分かってよかった。今後は算定漏れのないようにしたい」等の感想が出された。

 その他、「インターネットで検索して探した医師に診療してもらうために紹介状を書いてほしいと言ってくる患者が多くて困っている」「療養費同意書に署名して事故が生じた場合、主治医の責任が問われることもあるため、安易に署名しないようにしている」等、日常診療についての苦労や悩みが出され、意見交換を行った。

(『東京保険医新聞』2017年3月5日号掲載)