釜萢(かまやち)日医常任理事と懇談―MRワクチン不足の解消を

公開日 2017年04月05日

1612日医常任理事と懇談

 昨年12月に協会がMRワクチン供給不足問題でアンケートを公表して以降、全国でも不足を訴える声が相次いだことから、日本医師会は12月22日の定例会見で釜萢敏常任理事が厚労省へ対応を求めることなどを発表した。

 協会の細部千晴、田﨑ゆき両理事は2月15日に日医会館で釜萢氏と懇談。同氏は小児科開業医の立場から、「卸業者へ注文した個数が納品されない状態は、実感として『不足』だと思う」と述べ、危機感をにじませた。「いま問題になっている2期の接種率低下の懸念について、接種率が明らかになるのは数カ月先であり、安全のため政令改正による期間延長措置を厚労省へ強く求めている。もっと余裕のあるワクチン供給体制の確立を引き続き要望していく」とした。

 なお、同氏は3月15日の定例会見にて、厚労省は接種率が前年度とほぼ同じとして特例措置を取らないと決定したことを「大変遺憾」と述べ、前段の考えを重ねて強調した。

(『東京保険医新聞』2017年4月5日号掲載)