指導の経験を交流 点数に左右される現状に苦心(目黒)

公開日 2017年06月26日

170524_目黒支部例会

目黒支部は5月24日に支部例会を開催し、9人が参加した。

最初に、八辻行信支部長が「2018年度の医療・介護の同時改定に向け、会員への情報提供や診療報酬の改善を求める取り組みなど、協会の役割がますます重要になっている」と挨拶した。

続いて、①東京都における個別指導・新規指導の最新情報、②在宅医療点数算定の基本と題し、事務局から情報提供した。

指導の最新情報として、協会が厚生局東京事務所に開示請求し入手した2017年度指導計画や、カルテの記載等、個別指導で指摘が多い点について解説した。個別指導の選定理由について、被保険者や審査支払機関からの情報提供や再指導が多いこと等、東京における近年の指導の動向についても触れ、「指導の通知が届いたら、まずは協会にご相談いただきたい」と結んだ。

参加者からは「開業から約2年が経つため、そろそろ新規指導の通知が届くのではないかと思い、参加した」「ちょうど本日実施された集団的個別指導に出席してきた。今度は個別指導の対象に選定されないか不安だ」等の声が出された。

また、「国は在宅医療を推進しているにも関わらず、在宅の件数が多いとレセプトの平均点数が上がり、指導の対象となるのは理不尽だ」「平均点数が上がることを防ぐために必要な検査を控えるようなことがあっては本末転倒だ」等、率直な意見が次々と出された。

(『東京保険医新聞』2017年6月25日号掲載)