支部長会 協会への期待熱く地域医療支える気概に溢れる

公開日 2015年02月25日

支部長会

支部長会の様子

支部長会

支部長会の様子

東京協会の各支部長が一堂に会する「支部長会」が、2月14日に開催された。支部長・代理の19人が出席し、協会役員は14人が参加した。

開会にあたって、目黒支部の八辻支部長より乾杯の挨拶があり、拝殿会長より2015年度事業計画(案)、田中会計部長より2015年度予算(案)が報告された。その後、支部代表から協会本部への要望と支部活動などの紹介が行われた。

 

参加者からは「地域で高齢化が進み、在宅医療の質が問われている。認知症・骨折・肺炎を総合的に診られる医師が不足している。高齢者と在宅医療をテーマにした研究会を積極的に企画してほしい」と期待の声が寄せられた。

発言する参加者ら 他の参加者からは「最近、院長交代で診療を始める先生が多いが、医療事務もベテランが多いため請求事務で困らず入会に結びつかない」との悩みが報告された。また、実際に医院であった患者との訴訟トラブルを報告し「初めどこに相談したらよいか分からなかった。相談に乗ってくれる協会窓口をもっとアピールしていただければ、会員にとって心強い」と協会事業の一層の充実を求める声があった。

 

支部例会や講習会については「支部例会への会員の参加を促すために、感染症などの講習会を行いたい。支部での開催ができるよう協会が援助してほしい」、「地域包括ケアシステムの講習会など、会員が情報を得にくいテーマ等、会員に密着した内容をどんどん取り上げてほしい」と協会への要望が寄せられた。

(『東京保険医新聞』2015年2月25日号掲載)