葛飾支部総会を開催―新点数、表現の曖昧さに疑念(葛飾)

公開日 2018年03月30日

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葛飾支部は、2月23日青砥・笹鮨にて支部総会を開催し、会員・従業員等12人が参加し、4月からの新点数の最新情報について事務局が話題提供した。

石垣宏支部長は開会にあたり「4月からの新点数についてよく学び、活発に意見交換したい」と挨拶した。

今次改定は、初診料における「機能強化加算」(新設)をはじめ、「かかりつけ医機能」への誘導が目立つ。また、小児抗菌薬適正使用支援加算(新設)について、抗菌薬使用に対する注意喚起といえる一方、処方が必要な場合もある。抗菌薬を使用しないことで、患者負担が増えることには納得できないとの声が上がった。

同じく新設のオンライン診療料は、答申が出された時点でガイドラインを策定中、具体的な通信機器や処方せん料の取り扱いが明らかになる前に点数が決められ、そもそも順番が逆であるとの指摘があった。
「オンライン診療のイメージがわかない」「医療費削減の流れの一つに感じる」との疑問が投げかけられ議論が盛り上がった。

最後に、今次改定の全体的な印象として「~等、ガイドラインという言葉が多い」「ますます在宅点数が複雑になった」など参加者から意見が出され閉会した。

(『東京保険医新聞』2018年3月25日号掲載)