江東支部総会を開催―新設項目について議論 評価の一方懸念の声も(江東)

公開日 2018年04月20日

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江東支部は3月1日、亀戸文化センターで支部総会を開催し、会員・スタッフら32人が出席した。始めに、竹内透支部長から「今回は新点数を中心に解説する。改定に関する重要な内容なので、ポイントを押さえて持ち帰り、役立てていただきたい」と挨拶があり、開会した。

まず、赤羽根巖理事から、新点数の問題点や介護施設の経営状況の悪化、特別養護老人ホームでのベッド買いの状況など、医療と介護の最新情報について報告があった。

その後、事務局から2月7日に出された答申案をもとに2018年度改定の概要について説明した。新設の点数や、大幅に改編された点数を中心に解説があり、熱心にメモをとる参加者の姿が見られた。

質疑応答では参加者から「妊婦加算は、薬のコントロール等の管理の労力を考えれば妥当な評価だと思う。妊婦かどうかの判断の仕方を詳しく知りたい」といった新設された点数を一定評価する意見が出た。

一方で「小児抗菌薬適正使用支援加算に対しては、薬が処方されないことで点数が上がるのは違和感がある」「維持期リハビリテーションが今後どうなっていくのか不安だ」といった戸惑いの声も多く出された。
最後に、丸本百合子副支部長から挨拶があり、閉会した。

(『東京保険医新聞』2018年4月15日号PR版掲載)