北支部例会を開催―新設点数・加算、政策誘導との指摘も(北)

公開日 2018年06月22日

[写真]北支部例会

北支部は5月24日、北とぴあ会議室で支部例会を開催し、8人が出席した。今回のテーマは「新点数Q&A」で機能強化加算や妊婦加算、小児抗菌薬適正使用支援加算など、会員医療機関から問い合わせの多い項目を中心に事務局が話題提供し、参加者からの質問や意見も交え検討した。
「機能強化加算は、『入院から在宅へ』という国の意向が強く出ている。80点の加算のために、夜間・休日の問い合わせへの対応体制を作るのは、一般の医療機関にとって負担が大きい」「オンライン診療料は、同月に外来診察を行った場合は再診料と併算定できないなど、医療側の制約が大きく、むしろやりにくい」「向精神薬長期処方の減算規定は、漫然投与を抑制するためと思われるが、患者がドクターショッピングをする傾向が強まらないか。また、除外規定の研修に関しては、2018年以前に取得した単位も認められるのか、厚労省は回答していない」など、参加者からは活発な意見が出された。
最後に草間泰成支部長が「点数の運用で困ったことがあれば、ぜひ協会を活用いただきたい」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2018年6月25日号掲載)

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