保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

【銀杏並木】自分で考える

公開日 2018年08月09日

gra_gingkobi

日大アメフト部部員の反則タックルとその後の対応が報道された。若者と指導者の態度が真逆であった。
一方、サッカーのワールドカップではポーランド戦での賛否はあるものの突然の監督の交代にかかわらず善戦、結果オーライとなった。サッカーのチームは合宿で一人ひとりが意見を述べ、団結を固めたという。一人ひとりが自分で考え自分の役割を果たし、全体に貢献することができた。
ひるがえって、私は日常生活のなかできちんと自分で考えているだろうか。
たとえば選挙。革新系を応援するのに迷ったことはない。しかし、そのなかで一番大事な選択の基準は何かと問われたとき答えられるだろうか。
また、保守系の政策をキチンと批判できるかと言われれば答えに詰まってしまう。確かにスルーしなければ息苦し過ぎることもあるし、真剣さを必要とする程度も様々だ。
日本人は一般的に自分で考え、自分の意見を表明し行動するのが苦手な気がする。意見の合う人達とは活発にもりあがるが、違った意見や反対意見の人とは構えてしまう。
大樹の陰でなく一人ひとりが個を確立することが基本だろう。意見を上手に伝えるためには事実をきちんと把握し、自分なりの知識にしておく必要がある。相手がどう思うかなんて考えずにサラッと話せるのも才能なのかなあ。
意見を出しあい方向を決めその決定に従って行動するのが民主主義の基本だろう。学校教育の道徳のなかでこそ、民主的な討論の訓練をしてほしい。(サンバ)

(『東京保険医新聞』2018年7月25日号掲載)

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