城南支部例会を開催―ホームページの留意点を解説

公開日 2018年12月25日

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城南支部は11月7日、大井町きゅりあんで支部例会を開催し、会員・スタッフら11人が参加した。

はじめに権守光夫支部長が挨拶し、最近のインフルエンザをめぐる情勢に関して、抗インフルエンザ薬の耐性株検出状況やワクチンの供給状況等について情報提供があった。

今回のテーマは二本立てで、まず「院長が知っておくべき医院ホームページの原則」と題して、メディキャスト株式会社の河村伸哉氏を招いて講演が行われた。

河村氏は「①インターネットが世界を変えている、②医療法改定にともなう広告規制、③医院ホームページの6つの原則」を軸に解説した。患者が受診する医療機関を探してインターネット検索をする際、1頁目に表示されるのであれば表示順位はそれほど重要ではなく、そこからページを閲覧した際の中身の方がむしろ決め手となる。

また、2018年6月に改定医療法が施行されたことにも触れ、医院のホームページも広告ガイドラインに照らして記載に注意するよう促した。

さらに、現在はホームページを閲覧する際の機器としては、8割超がスマートフォン(スマホ)であるため、スマホで見やすいページ作りを心がけることが重要であると指摘した。
その他にも様々なテクニックが紹介され、参加者からは広告ガイドラインに関連する具体的な事例についても質問が出された。

次に事務局から「保険請求の最新情報と日常診療のポイント」について話題提供した。

協会に質問が多く寄せられている妊婦加算や機能強化加算、ベンゾジアゼピン系薬剤の長期処方減算などについて、算定要件やこれまで出ている疑義解釈などをもとに、請求の留意点を解説した。

最後に、権守支部長が「私の医院のホームページも長らくそのままにしてしまっているので、これを機に見直してみようと思う」と述べ、閉会した。

(『東京保険医新聞』2018年12月5・15日合併号掲載)