杉並支部例会を開催―協会ならではの情報、取りこぼしのない請求を

公開日 2019年01月21日

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杉並支部は12月4日、支部例会を開催した。21人が参加し、保険請求の留意点と査定・減点対策について事務局が解説した。

診療報酬が複雑化するなか、改定内容のおさらいをかねて企画したもので、加藤章支部長は「取りこぼしのない請求をして医療経営と患者の医療を守っていこう」と挨拶した。

質疑応答では、「ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期処方の除外規定にある『適切な研修』は、1回受ければよいのか、それとも毎年受けるのか」「小児抗菌薬適正使用支援加算の届出は必要か」など、参加者からは妊婦加算、ベンゾジアゼピン受容体作動薬の減算、小児抗菌薬など新点数に係る質問が相次いだ。

当日は鶴田幸男会長も出席し、「私の息子が個別指導を受け、指摘された事項を実践したところ請求点数がアップした。算定漏れが多かったわけだ。公的医療制度を続けるために、皆保険をより良くする協会の活動に支援と協力をお願いしたい」と呼びかけた。

副支部長の成瀬清子理事は、「分かっているつもりでも、『そうだったのか』というのが、保険請求だ。今日は、日々、支払基金などの審査機関と接触している協会ならではの情報を聞くことができた。疑問があれば遠慮なく、協会を活用していただきたい」と述べ、閉会した。

(『東京保険医新聞』2019年1月25日号掲載)