【シリーズ活動紹介⑨】診療研究編集部

公開日 2019年05月27日

【写真】片倉先生

 

 東京保険医協会の『診療研究』誌は機関誌であると同時に広場でもあります。広場なので、たとえば糖質制限については、両論併記の形で3つの論文を載せたことがあります。
 また、ある記事に対して署名のある異論をいただいたときにはそれも掲載しています。ただし、真実に近いかということも考えるので、たとえば価値が少ないと思われる意見とそれに対する反論とを載せてその中間を良しとすることはしません。
 ここで、編集会議の様子を紹介します。月に一度の会議は次の経過をたどることが多いです。

 


● 方針(放心)会議
 今後の特集をどうしようというアイデアが出てこないと、放心状態の時間が過ぎていきます。話が始まると続きます。たとえば以下のように――

ブレーンストーミング(雑談)
 マイナンバーカードはいったい持ち歩いてほしいのか、保管しておいてほしいのか、通知カードは使えなくなるのか、えらい人たちに情報は筒ぬけになるのか、クラウドと母子手帳のどっちが情報保管手段として優れているのか、パッキーカードのときは悪い人たちの方がプログラムに強かった…。

泥縄にならないように
 そしてこの特集ならこの方に書いていただこうかという人選を重ねていきます。その方が原稿執筆を承諾してくださるとほっとします。

編集
 原稿をお願いしてそれを校正して編集するのは事務局に任せています。中村さんと、4月からは江島さんに代わって藤井さんが頑張っています。
 現在、モニターを募集中です。本誌へのご意見・ご感想等ございましたら、ぜひお寄せください。

部長 片倉 和彦

(『東京保険医新聞』2019年4月15日号掲載)

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