保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

ベンゾ系睡眠薬 用いない―不眠改善の処方を学ぶ

公開日 2019年11月25日

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 研究部は10月16日、「睡眠薬・抗不安薬による薬物依存をはじめとした問題点を回避するために臨床家が出来ること」をテーマに、村島善也氏(メンタルクリニック葛西院長)を講師に招き、日本教育会館で講習会を開催した。参加者は108人。

 本講習会は、2018年4月改定で始まった「ベンゾジアゼピン受容体作動薬を1年以上同一用量で処方した場合の処方せん料・処方料の減算規定」から除外を受けるために必要な研修として企画したもので、今回で3回目の開催となる。

 村島氏はベンゾジアゼピン受容体作動薬による臨床用量依存、認知障害、転倒骨折等の危険性を強調し、ベンゾジアゼピン受容体作動薬を可能な限り減量すべきだと述べた。

 講演後、ベンゾジアゼピン受容体作動薬の処方の具体的な用法容量について活発な質疑応答が行われた。参加者からは「実臨床に役立つ、わかりやすい内容だった。明日から実行したい」「診療の後の2時間の座学だったが、講師の話がとても面白く、あっという間だった」「患者への処方を相談しながら変更していこうと思った」「今後も本日の講師に睡眠薬について色々な切り口で定期的に講演してもらいたい」などの声が寄せられた。

(『東京保険医新聞』2019年11月15日号掲載)