練馬:点数改定の最新情報と 新型コロナで意見交換

公開日 2020年04月02日

 練馬支部は2月26日、かごの屋練馬区役所前店で支部総会を開催し、会員ら9人が参加した。総会議事では、役員改選を行い、新たに支部長に岡英孝会員を、評議員に安藤由美子会員を選出し、本部役員に吉田章副会長、申偉秀理事を引き続き推薦することを確認した。

 今次診療報酬改定の最新情報では、前回改定で新設されたかかりつけ医機能を評価する「機能強化加算」の施設基準が見直されたことや、かかりつけ医機能および医療機関間の連携を推進する観点から医学管理料に新設される「診療情報提供料Ⅲ」についてなど、前回改定を踏まえた今次改定の変更内容を中心に意見交換を行った。

 参加者からは「診療情報提供料Ⅲの対象患者であるかどうかは、その都度紹介元の医療機関へ確認しないとわからないのではないか。一目見て分かるような書式にしてほしい」「小児科外来診療料について、対象患者が3歳未満から6歳未満へ拡大されたが、施設基準に係る届出が求められるようになった。同じく、小児抗菌薬適正使用支援加算についても、対象患者が6歳未満へ拡大されたが、算定回数は月に1回となった。算定対象の拡大と同時に回数制限も行われており、巧妙な改定であると感じる」「新型コロナウイルス感染症に対して現在医療機関ができることは限られているが、患者が不安にならないように対応していく必要がある」などの意見が出された。

 最後に永田雅文副支部長が「来年度も引き続き多くの会員に参加していただき、活発な議論を行いたい」と発言し、閉会した。 

 

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(『東京保険医新聞』2020年3月25日号掲載)