乳腺外科医師裁判 上告趣意書学習会

公開日 2021年01月28日

 協会勤務医委員会は2021年1月9日、セミナールームで乳腺外科医師裁判・上告趣意書学習会を開催し、60人が参加した。主任弁護人である高野隆氏(高野隆法律事務所)が講演した。

 同裁判は、2016年8月25日、足立区の病院に勤務していた外科医師が手術後に準強制わいせつの疑いで逮捕され、後に起訴された。一審(東京地方裁判所)では、乳腺腫瘍摘出術後の女性患者の診察時に、わいせつ行為をしたという事実があったとするには、合理的な疑いを挟む余地があるとして、無罪判決となった。しかし検察が控訴した2審(東京高等裁判所)では無罪判決を破棄し、外科医師に懲役2年の実刑判決を言い渡した。弁護団は最高裁に即日上告し、2020年11月10日に上告趣意書を提出した。

 医師・医療関係者に広く知っていただきたく学習会の模様を動画で公開しています。こちらからご覧ください。
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