[私と保険医協会]協会は保険医の頼もしい味方

公開日 2021年06月11日

協会は保険医の頼もしい味方

三室 知子(武蔵野市)

 私と保険医協会の出会いは7年前、父の医院を継いだときでした。協会のことを全く知らなかったので月6千円の会費は高いように感じましたが、父からとても頼りになるよと言われ入会しました。すぐに様々な場面で本当に頼りになることを実感し、現在にいたっております。

 新規開業医講習会では講師の先生から「6千円でベテランの医療事務さんを雇っていると考えてください」とお話がありました。まさにその通りで、日々の保険請求のときにわからないことがあれば、電話一本で的確な回答をいただけます。病名のつけ忘れで高額な薬剤がカットされたときも、対応方法を教えていただくだけでなく必要書類も送付してくださり、おかげで泣き寝入りせずにすみました。

 新規指導対策の講習会では、指導の実際を再現する模擬指導がありました。ネットで検索しても絶対に出てこない、まさに協会の真骨頂とでもいうべき圧巻の内容でした。本番は模擬指導さながらの圧迫指導?を受けましたが、講習のおかげで何とか平静を保ち、切り抜けることができました。

 更に講習会のことで言うと「子どもや孫を医学部にいれるには」「従業員を雇用するとき失敗しない方法」といった他にはないユニークな題材を取り上げており、興味深く楽しく拝聴させていただいております。

 協会の新聞には、保険請求の変更点や新型コロナの補助金・支援金についてなど、知りたいけれど煩雑で理解しづらいことについて、タイムリーにわかりやすく説明されています。なぜわかりやすいのかといえば、厚労省や都に直接問い合わせをし、かみ砕いてくださっているからに他ならないと推察しております。私はよく切り抜きをファイルに入れて持ち歩いております。

 更にすばらしいと思うところは、大事な肝のところはA4サイズ1枚のFAXニュースとして送ってくださるところです。新聞を切り抜いただけで安心し忘れてしまっている時、忙しくて新聞を読む時間がない時などは、FAXが届いてはっとすることがよくあります。まさにかゆいところに手が届くとはこのことだと実感しております。

 新聞・雑誌と一緒に送られてくるポスターはすぐに活用できる一品です。最近ではマイナンバーカードによる保険資格のオンライン確認に対して「今まで通り保険証を持参してください」というシンプルで端的なポスターを院内に貼らせていただきました(写真参照)。

 私は他にも労働保険の申請、保険医年金などを利用させていただいております。このご時世、診療報酬請求、事務処理はますます複雑になっていくことでしょう。これからも頼りにしております。末永くお付き合いをお願いします。

 未入会の方はぜひご入会を検討されてはいかがでしょうか。これ以上ない頼もしい味方が増えること間違いなしです。

  

松本医院(武蔵野市)院内待合室。協会の「今まで通り保険証を持参してください」「マイナンバーカードは不要です」ポスターが掲示されている。院内掲示用ポスターは東京保険医新聞や「診療研究」誌に同封の他、協会HP からもダウンロード可能

(『東京保険医新聞』2021年5月5・15日合併号掲載)