[支部地区だより]練馬 新点数を解説 新型コロナ診療の悩みを共有

公開日 2022年04月15日

 練馬支部は2月24日、総会を開催し、12人が参加した。COVID︱19感染拡大の影響を受け、練馬支部では初めてとなるオンライン支部会議となった。岡英孝支部長の挨拶で開催し、2022年度の支部事業計画を協議のうえ確認した。また、2022~2023年度支部役員を選出し、本部役員には引き続き吉田章副会長、申偉秀理事を支部から推薦することを確認した。

 今次診療報酬改定の最新情報について事務局から説明した。情報通信機器を用いた診療、いわゆるオンライン診療での点数が多数新設された他、診療所に係る医学管理料・加算が複数新設された。既存の点数でも小児科外来診療料で届出の省略、小児かかりつけ診療料の細分化、診療情報提供料の紹介先追加などが行われた。またCOVID︱19に係る診療報酬上の臨時的な取扱いとして、自宅・宿泊療養期間中の新型コロナ患者を電話等を用いて診療した場合に算定可能な二類感染症患者入院診療加算等について説明した。

 出席者からは「新型コロナ患者を電話等を用いて診療した場合の二類感染症患者入院診療加算がまん防期間中のみ2倍となったことで、患者からより丁寧な診療を求められ対応に難儀した」「自宅・宿泊療養期間中の患者を電話等を用いて診療する頻度について、危険な状態の患者は毎日診療しているが、HER︱SYSへの入力負担が大きい。減点されないかも心配だ」等の意見が出た。

 最後に永田雅文副支部長から「3月上旬に発出される告示・通知を受け、3月末には協会から新点数説明会等で会員に最新の新点数情報をお知らせする。ぜひ活用してほしい」と発言があり、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2022年3月25日号掲載)