練馬支部例会 新点数Q&A リフィル処方について意見交換

公開日 2022年08月05日

 練馬支部は5月25日、例会をオンラインで開催し、14人が参加した。岡支部長の開会挨拶の後、「新点数運用Q&A」をテーマに、新設・変更された情報通信機器による初診料、アレルギー性鼻炎免疫療法指導管理料など、改定後に、会員から多く寄せられた質問について、5月連休明けに全会員に郵送した「新点数運用Q&A」に基づき話題提供した。

 その他基本診療料の加算である外来感染対策向上加算、連携強化加算、サーベイランス強化加算についても重点的に説明した。

 低紹介割合病院(特定機能病院、一般病床200床以上の地域医療支援病院など)では1回30日以上の処方について処方箋料の減算規定がある。低紹介割合病院の場合は、1回29日以内のリフィル処方を行うことによって減算規定を免れることができ、診療報酬上のリフィル処方のインセンティブがあるが、それ以外の医療機関には診療報酬上の取り扱いに変更はない。懇談では「リフィル処方は問題点が多いので、2~3カ月の長期処方をしている」「リフィル処方により、薬局、薬剤師の負担が増えてしまうのではないかと心配だ。半年程度は様子を見たい。病状の変化によって処方する薬が変わることを含め、リフィル処方ができない理由を患者に伝えている」等、患者への説明に苦慮していることが報告された。

 最後に永田副支部長が挨拶し、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2022年7月15日号掲載)