健康まつり2022 医科・歯科合同で4年ぶり開催

公開日 2022年11月21日

健康まつり当日の様子です。ぜひご覧ください。

 

 協会は10月23日、東京歯科保険医協会と合同で『保険医協会健康まつり2022』を新宿西口広場イベントコーナーで開催した。

 健康まつりは2018年の初開催以来、4年ぶりに開催した。会場には子どもからお年寄りまで約800人の来場があった。各ブースで自分の健康について知り・学ぶ姿がみられ、コロナ下にもかかわらず大変盛況だった。

 今回の健康まつりは「コロナを越えて、健康寿命を延ばそう!~医科と歯科の力で!!~」をテーマとして、厚生労働省や東京都、新宿区および東京都医師会など53の団体・企業から後援・協賛を受け開催した。

 最も大きなブース「フレイル・認知症」では「東京医科大学 認知症疾患医療センター」の清水聰一郎氏によるフレイル・認知症予防についての解説と、実践形式でのフレイル予防体操が行なわれた。開場前から問い合わせが相次ぎ、参加者の関心を集めた。

 フレイル対策としても有効なナインスティック(輪投げ)のコーナーには若者から高齢者まで幅広く集まり、344人の参加があった。フレイル・認知症のチェックリストに基づく医師によるアドバイス・認知症相談も好評だった。

 来場者から最も好評であった鼻うがいのブースでは、鼻づまりなどに効果的な鼻うがいのキットを配布した。持ち帰って早く試したいとの感想が寄せられた。

 また、あいうべ体操・鼻呼吸のブースでは口呼吸の改善に効果的なあいうべ体操の動画を投影した。

 他にも睡眠時無呼吸症候群の改善方法やコロナ後遺症にも効く上咽頭擦過療法(EAT)、歯科のなんでも相談、ワクチンを知ろうコーナーなど様々なブースを用意し、多くの参加者と交流した。

 参加者からは「医師・歯科医師に直接相談でき、アドバイスをもらえたのが大変参考になった。健康管理に対する意識が高まった」「子どもの歯のことを相談できて良かった。健康を考える良い機会になった」「協会の活動は知らなかったが、面白く知ることができた」などの感想が寄せられた。

 健康まつり特設ホームページで、当日の様子や各ブースで投影した動画等を2023年3月末まで公開している。ぜひご覧いただきたい。

 
 医科・歯科両協会合同での役員集合写真

 
 医科・歯科両協会それぞれの成り立ちとこれまでの活動を紹介するブースも設けられた
 
 
 清水聰一郎氏のフレイル・認知症予防の講演には多くの参加者が集まった

 
 ご家族や当事者から認知症に関する相談を受けた

(『東京保険医新聞』2022年11月15日号掲載)