[私と保険医協会]幅広い分野に対応 協会は保険医の味方です

公開日 2023年04月06日

幅広い分野に対応 協会は保険医の味方です


安藤  裕史(日野市)

  私が東京保険医協会に入会したのは、開業約1年目の頃でした。

 勤務医時代には保険・診療報酬関連でわからないことがあれば、医事課等の部署を介して調べてもらったり、社保・国保の担当部門に確認することができましたが、開業後はスタッフに確認してもらうにしても社保・国保に聞くとなると時間や労力を要しました。そこで、気軽に相談できるような機関がないかと悩んでいたところ、先輩医師に『東京保険医協会』をご紹介いただきました。

 入ってみたら、これが大正解。①保険・診療報酬関連の疑問に気軽にお答えいただけるだけでなく、②開業したての医師にとっては最初の壁である新規個別指導の対策(私は直接、協会建物内で相談させていただきました)や、③患者トラブルへの対処法のアドバイス(当院ではクレーマー対策についてご助言いただきました)、④保険制度やシステムの変更に伴う対応方法の指導(当院は、開業間もなくコロナ禍となったため、その対応方法や保険点数の取り方、さらにはこれから迫りくる顏認証付きカードリーダー・マイナ保険証義務化についての相談に乗っていただきました)など、実に幅広い分野にご対応いただけることが分かりました。

 その他にも⑤共済制度(年金・保険・休業保障)や⑥医院経営サポートなどもされているようであり、機会があれば是非、利用させていただきたいと思っております。

 先日、侍ジャパンが世界一に輝いたWBC(ワールドベースボールクラシック)に例えれば、チームメイトが保険医協会の先生方、選手を支える監督・コーチ・トレーナー・整体師・専属シェフ・用具スタッフ・通訳などが東京保険医協会であり、一つの強力なチームが出来上がっていると言えるのではないでしょうか。

 東京保険医協会は保険医にとって、実に頼もしい味方です。

(『東京保険医新聞』2023年4月5日号掲載)