公開日 2024年03月06日
協会は2月15日、「能登半島地震の被災地へ首都圏から赴く災害ボランティアを対象とした破傷風ワクチン無料接種事業実施と国・東京都への要望書発表について」をテーマに厚生労働省記者会で記者会見を行った。
須田昭夫会長、井上博文庶務部長、申偉秀研究部長が参加し、ワクチン無料接種事業の概要と要望書提出について説明した。
協会は東日本大震災の発災以降、被災地支援のボランティア活動に敬意を表し、医療団体として首都圏から被災地へ赴く災害ボランティアの力になりたいと考え、破傷風ワクチンの予防接種を無料で実施してきた。２０２４年1月1日の能登半島地震発災に伴い、これから活動するボランティアを対象に無料接種事業を実施することを決めた。
また、被災地でがれきや泥水の撤去等に献身的に従事する公的機関の職員等やボランティアが破傷風に罹患しないために、国および東京都が無料制度の構築を行うように求める要望書を提出した。
須田会長は「被災地に行く人だけでなく、被災地に住んでいる・活動している人にも破傷風に注意していただきたい。そのような思いもあり、この記者会見を通してワクチン無料接種事業を広めていきたい」と述べた。
無料接種事業は当面３月31日まで実施予定である。ご協力いただける会員医療機関におかれては協会事務局☎03（５３３９）３６０１までご一報をお願いしたい。
（『東京保険医新聞』2024年2月25日号掲載）
