公開日 2024年09月02日
墨田支部は7月23日、臨時総会をすみだ産業会館で開催し、会員・スタッフら21人が参加した。今回は、「2024年度新点数Q&A」について、事務局が話題提供した。
協会への問い合わせが多い、生活習慣病管理料ⅠⅡや外来感染対策向上加算、通院・在宅精神療法、外来・在宅ベースアップ評価料を中心に解説した。
7月17日の中央社会保険医療協議会で、医療DX推進体制整備加算はマイナ保険証利用率によって3段階に再編され、10月改定とされた。また、医療情報取得加算は1~4に分かれていたが、一本化されて点数は1点となり、初診は月1回、再診は3カ月に1回算定することとなる。実施は現行の健康保険証廃止時期に合わせて12月改定となる。医療DX推進体制整備加算は新設基準として、マイナ保険証の利用実績が設定され、満たさないと算定できないこととなる。
参加者から「今回の改定で診療行為に直接関係しない点数が増えたことに加え、今後さらに複雑な要件になるのは腹立たしい。医薬品の供給不足など先に取り組むべき問題があるのではないか」との声があった。
また、総会議事では支部長の交代が行われ、道永麻里会員から、新たに西島由美会員が就任し、挨拶を行い、閉会した。
(『東京保険医新聞』2024年8月25日号掲載)