公開日 2024年12月26日
11月16日、審査指導対策部はあいおいニッセイ同和損保新宿ビルホールにて在宅医療点数講習会を開催し、95医療機関・138人が参加した。
講習会では『在宅医療点数の手引2024年度改定版』をテキストとし、在宅医療の点数構成、在宅における処置の算定、往診料や訪問診療料、在宅時医学総合管理料、訪問看護の各点数、在宅療養指導管理料、施設入居者に対する診療等、在宅医療における算定上のポイントを解説した。
また、2024年6月改定で新設された往診料に対するターミナルケア加算・看取り加算や在宅医療情報連携加算の算定方法のほか、訪問診療料や在宅時医学総合管理料等に設けられた減算規定の取扱いについても説明があった。
『在宅医療点数の手引』では、各点数毎に同一日に併算定できない点数、施設入所者に対する算定や、医療保険と介護保険の給付調整等、複雑な項目は図表を活用して理解しやすく工夫している。その他、点数表を見ただけでは理解の難しい「同一患家」「同一建物居住者」「単一建物診療患者」の考え方を具体例も挙げてわかりやすく説明している。算定項目毎にカルテやレセプト記載の留意点を掲載するとともに、「レセプト請求例」を計93例掲載しており、複雑な在宅点数を算定する際の一助となる。在宅医療を行う医療機関ではぜひお買い求めいただきたい。
以下、当日出された主な質問と回答を掲載する。
Q1 在宅自己注射指導管理料算定時に、在宅自己注射に用いる薬剤を院外処方した場合に薬剤の総点数、薬剤名、支給日数等をレセプトの「摘要」欄に記載する必要はあるか。
A1・・・
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