在宅医療点数の基礎を解説

公開日 2025年07月06日

 審査指導対策部は6月19日、日本教育会館で在宅医療講習会を開催し、113医療機関135人が参加した。

 今回の講習会は基礎編と題し、『在宅医療点数の手引2024年度改定版』をテキストに、在宅医療の点数構成、往診料や訪問診療料、在宅時医学総合管理料、在宅療養指導管理料、施設入居者に対する診療、在宅における処置の算定等、診療報酬請求上のポイントを解説した。関連する点数として在宅療養指導料と退院時共同指導料等の医学管理料も併せて説明した。

 司会の中村洋一副会長は、退院時共同指導料を例に、「在宅医療に関連する点数は、在宅患者の生活の質を豊かにするもの。こういった視点を持って、積極的に算定していただきたい」と呼びかけた。

 『在宅医療点数の手引2024年度改定版』は、点数ごとに同一日に併算定できない点数、施設入所者に対する算定や、医療保険と介護保険の給付調整等を、複雑な項目では図表を活用して解説している。理解の難しい「同一患家」「同一建物居住者」「単一建物診療患者」の考え方の具体例はわかりやすいと好評だ。算定項目毎にカルテやレセプト記載の留意点を掲載するとともに、「レセプト請求例」を計93例掲載している。複雑な在宅点数を理解して、正しい算定を行うために、ぜひ活用いただきたい。

 以下、当日出された主な質問と回答を掲載する。

Q1 往診料の加算として緊急往診加算や深夜往診加算などを算定した際、レセプトにコメントは必要か。
A1・・・

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