公開日 2025年12月03日

当日の模様(11月8日、ホテルセンチュリーサザンタワー)
協会組織部は11月8日、中村洋一副会長の司会のもと第55回新入会員歓迎懇談会を新宿・小田急ホテルセンチュリーサザンタワーにて開催し、新入会員ら26人が出席した。同会は年2回、入会して1年以内の会員を対象に開催しており、1人2回まで参加できる。協会の会員数は6270人を超えたが、東京は年400~500人の開業があり、いっそうの拡大を目指している。
須田昭夫会長が「日常診療で協会を頼りにしてほしい。保険医の生活と権利を守るのが保険医協会だ」と挨拶し、井上博文理事から協会事業、活用方法について紹介があった。
その後、新入会員の自己紹介が行われた。
「十数年間、勤務医として勤めていたが、医師人生の中で一度は開業をしたいと思った」「病院勤務医時代に高齢者の診療で骨粗鬆症を診ることが多く、医院名にも入れた。身近な開業医として診療をしていきたい」「患者からの『ありがとう』がうれしかった。患者からの言葉を励みに地域医療に貢献したい」など、開業にあたっての様々な思いやこだわりを語った。
協会に入会した理由としては、診療報酬の算定等の問い合わせ、個別指導の対策、医局の先輩や承継する医療機関の前院長、親、知人医師からの勧め等が挙げられ、協会の事業・活動が口コミ等で幅広く浸透していることが窺われた。
協会への要望や日々の活用について、「9月の新規指導では緊張したが、協会からのアドバイスで録音機を持参して助かった」「ベテランスタッフに助けてもらいながら開業から今までやってきたが、自分でも保険診療について学びたいと思い、入会した。いろいろ勉強したい」「請求業務などに詳しくないスタッフもおり、協会を頼りにしている」「医師会は加入すると色々役割が与えられて大変だが、協会はそういったことがないので気楽に入会できた」「点数の問合せに対して丁寧に対応してもらい助かった」「今後新規指導を受けるときにはすぐに協会に電話したい」など意見・感想が寄せられた。
また、役員から指導の概要や体験談が紹介された他、「長く診療を続けるためには、街に出て、地域の人たちと交流した方が良い。生活感を失わないことが大切だ」等のアドバイスがあった。
最後に中村集理事が「診療を続けていると審査・指導などの保険診療、患者対応、雇用対策など様々な悩みも出てくる。多くの仲間がいるので、一人で悩まずに気軽に相談してほしい。協会は共済制度も充実している。また診療以外に趣味を持ち充実した人生を送ってほしい」と挨拶をして閉会した。
(『東京保険医新聞』2025年11月25日号掲載)


