公開日 2026年04月07日
保険診療するなら保険医協会 疑問、不安解消の近道です
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永山 芳子(大田区)
制度の運用、過去の事例といったものは、一人の経験で対応は難しいと実感しています。
私は2024年6月1日に、父のクリニックを継承しました。以前は紙カルテ、紙レセプト請求。会計は、電卓片手に計算。保険請求の疑問は、ネット検索や、知人に電話。解決しないときは、社会保険診療報酬支払基金、東京都国保連合会へ問い合わせ。それでも返戻があり、保険者から請求却下された理由が分からず、放置することもありました。
2年に1度の診療報酬改定に間に合うように、電子カルテを導入し、これで対策は万全と思ったら、大間違い。保険請求は楽になりましたが分からないことは出てきます。
〈真に頼れる〉
保険医協会に入った今は、協会に電話相談し、請求や症状詳記の例や、請求を取り下げて、新たに再請求できるケースもあるなど、具体的な方法を教えてもらっています。
厚生局による新規個別指導の対策講習も、他のWEB講習にはない具体的な情報とアドバイスがあり、当日は、安心して指導を受けることが出来ました。無料サイト、レセプトチェックサービスなども役には立ちますが、医療機関の立場になり、一緒に考えてくれる保険医協会には、かないません。日常診療の心のよりどころでもあります。
〈出会い〉
思えば、10年前、開業が楽しいと言っていた同級生コッシーのクリニックを訪ねたことが保険医協会との出会いでした。開業に役立つアドバイスの数々。そして、『新規開業医の手引き』という新緑色の本を手渡しながら、「保険医協会は、絶対入った方がいいよ。はじめだけでも、入ったらいいよ」と教えてくれました。紹介者のこしじまクリニックの越島謙次郎先生は、開業15年した今も、保険医協会の先輩会員です。
東京保険医協会には、診療報酬対策、訴訟リスクや苦情相談などを含む経営サポート、勤務医の先生方の労働環境の改善など多岐にわたる取り組みがあり、共済制度も魅力的。楽しいイベントもあります。懇親会には、ぜひ行ってみてください。先輩理事の方のご苦労や面白い話。様々な科の先生たちとの交流、リアルな空間を共有し、ネットにはない楽しさがあります。
〈安心〉
困ったら、保険医協会。一人で悩んだり、こんなこと聞いてもいいのか、と思う必要はありません。入会をされていない皆さま、保険診療のサポーター集団、保険医協会を利用され、安心して診療に専念できる環境を手にされることをお薦め致します。
(『東京保険医新聞』2026年4月5日号掲載)


