会長挨拶

国民のいのちと生活を守る保険医集団として
日本の医療を共に支えていきましょう

 東京保険医協会は1963年10月に設立されました。増加を続けている会員数は、2020年4月1日現在、5826人になりました。2023年には創立60周年を迎えます。

 私たちは、国民の健康と医療の向上をはかり、保険医の生活と権利を守ることを目的に活動する、保険医の自主的な任意団体です。この二つの目的を達成するために、地域の住民・患者さんと一緒に医療制度の改善を求めて、東京都や国への働きかけを行ったり、会員に向けて、迅速かつ的確な診療報酬情報や保険診療の情報を提供しています。さらに、診療報酬の算定や、査定減点への対応、共済制度の普及、学術講演会などの各種講演会、講習会、親睦の集まり、経営税務相談などの諸事業を展開しています。

 低医療費政策や税制改悪などにり、地域医療に貢献してきた保険医は厳しい医業経営を強いられています。患者さんがよりよい医療を受けるためには、私たち保険医の裁量権や処方権が守られなければなりません。医療崩壊から医療再生をめざすためにも、先生方お一人おひとりのご入会が、協会の力となります。

 月々6000円(勤務医3000円)の会費は、優秀な相談役の給与と思えば格安です。機関紙誌を役立てていただき、興味のある各種研究会・講演会・集会への参加、保険点数の問い合わせ、共済制度の利用、各種会員交流の場や支部例会への参加など、多彩な協会事業・活動を積極的に活用することで、協会の魅力や楽しみ方を知っていただければと思います。私たちが先生方のお役に立てることを願っております。

東京保険医協会
会長 須田 昭夫