就労問題、ワクチンセミナー、市民講座など多彩な取り組み(サルビア会・就労環境部)

公開日 2013年09月05日

第2回 気軽に学べる市民講座「3.11を忘れずに向き合って行くために」(10月20日)

2011年4月、女性医師を主体とする「サルビア会・就労環境部」が発足しました。近年、女性医師の活躍が目立つなか、女性会員も増えています。しかし、女性医師をとりまく就労環境は厳しく、過重労働や長時間労働、出産育児・介護などを機に離職せざるを得なくなる現状もあります。こうした状況を踏まえ、サルビア会では、女性医師を取り巻く就労環境改善、スタッフの雇用問題への対応、育児・介護支援を基本の柱として取り組んでいます。

就労関連セミナーとして、出産・育児対策や病児保育の現状、介護と仕事を両立するための学習を行いました。複雑な制度を分かりやすく解説し、参加者からは勉強になったと好評を博しています。今後も定期的に開催していきます。

また、各部との連携をとりながら、男女問わず参加できる開かれた部会を目指しています。2012年度は、地域医療部と共催で実地医家とスタッフのためのワクチンセミナーを開催しました。さらに、宮城県保険医協会の協力を得て、3・11を忘れずに向き合っていくことをテーマに、災害時の応急処置や余興も取り入れた市民講座を開催しました。いずれも多くの参加があり、継続希望の声に応えて、2013年度も開催します。

今後も幅広い活動を行う部として、協会の組織活性化をはかり、東京スタイルを全国に発信していきます。

予防接種ロールプレイ中の協会役員(ワクチンセミナー)

(『東京保険医新聞』2013年9月5日号掲載)