公開日 2016年12月25日
協会サルビア会・就労環境部と地域医療部は11月26日にワクチンセミナー「ワクチンスケジュールの基礎知識」を開催し、48人が参加した。
今回は初めての試みで、参加者一人ひとりが実際にワクチンスケジュールを組み立てる実習を取り入れた。
田中副会長が開会の挨拶を行ったあと、成瀬サルビア会・就労環境部部長が「ワクチンスケジュールの基礎知識」として、生ワクチンと不活化ワクチンそれぞれの特徴、接種間隔の考え方とルール、同時接種の必要性、スケジュールがずれてしまった時の対応、個々のワクチンでの接種時期に関する注意点等、スケジュールを立てる上での必要な知識を説明した。
基礎知識の講演に続いて、参加者は8人ごとのグループに分かれてそれぞれ小児科医の指導を受けながら、乳児の基本的スケジュールや標準接種時期からずれた場合のスケジュール作りの実習を行い、熱心に回答作りに取り組んだ。
最後に細部サルビア会・就労環境部副部長が自治体別の予防接種実施状況の資料紹介を行った。
参加者からは「実際に役立つ講習であった」、「難しかったが勉強になった」、「日本脳炎の表の見方がやっと分った」などの感想が寄せられた。
(『東京保険医新聞』2016年12月25日号掲載)