年末調整・確定申告 マイナンバーの負担大きく(墨田)

公開日 2016年12月25日

墨田支部例会

 11月22日、墨田支部例会に、会員、従業員等15人が参加した。

 今回は①「日常診療でのトラブルを未然に防ぐために~患者・窓口トラブルへの対策のポイント~」と②「マイナンバーの実務対応のコツ~年末調整・確定申告に向けて~」をテーマに、事務局から話題提供した。
 患者・窓口トラブル対策では、協会に寄せられた様々な事例を取り上げ、悪質なクレーマーや保険証の返却トラブル等への具体的な対応法について解説した。

 また、年末調整・確定申告に向けたマイナンバー実務対応のコツの解説のなかでは、①税法上事業者へ課せられたマイナンバー記載はあくまで努力義務で、罰則の規定はないこと、②マイナンバー制度に則って年末調整事務を行う場合には事業者に大きな負担がかかること、③個人番号の記載がなくても、税務署は書類を受理していること等が強調された。

 最後に鈴木哲夫支部長が「実際に診療をしていると、患者トラブル等多くの疑問点が浮かんでくることがある。その際には気軽に協会に問い合わせていただきたい」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2016年12月25日号掲載)