公開日 2017年02月09日
![[表面・上]署名チラシ [表面・上]署名チラシ](file_contents/signature_stop_omote1.jpg)
新たな患者署名にご協力をお願いします!!
「患者負担増の撤回を求めます」
政府は2018年医療・介護同時改定に向けて、あらゆる世代で患者負担増を強行しようとしています。昨年末から取り組んだ「患者負担増計画の中止を求めるFAX医師署名」には332人の先生方からご協力をいただき、1月26日の国会行動で各大臣、東京選出国会議員に要請を行いました。高額療養費の自己負担上限額の引き上げや後期高齢者の保険料特例軽減の廃止に対しては、多くの先生方から「受診抑制につながる」との強い懸念の声があがっています。
後期高齢者の保険料特例軽減の廃止では、年金収入が年80万円以下の所得層で、保険料が月額380円→1130円へと約3倍になります。ひとり当たりの国民年金の平均支給額は月額約5万4千円です。その中から居住費、食費、水道光熱費、医療費を捻出し、生活していくのは実質困難です。
患者さんからは「少しでも安い薬を出してほしい」など、経済的な負担を軽くしたいとの切実な声が聞かれます。格差と貧困が広がるなかで、安心して医者にかかることができなくなり、国民の命と健康が脅かされています。私たち医師にできることはないでしょうか。
東京保険医協会は、全国の協会・医会とともに新たな患者署名―「医療・介護の負担増の中止を求める請願署名」に取り組みます。患者さんに寄り添う医療を続けていくためには、政府の患者負担増計画を患者さんと一緒になって押し返し、反対世論を盛り上げていくことが必要です。新たな患者署名への協力を心から呼びかけます。
東京保険医協会 会長 鶴田 幸男

請願趣旨
◆高齢者いじめの負担増
70歳以上の高齢者の患者負担限度額(高額療養費)の引き上げや、65歳以上の療養病床の患者に対して光熱水費の負担を増やすなどの内容が提案されます。
後期高齢者の低所得者などの保険料も1.5倍~10倍に引き上げるなど、高齢者をターゲットとした負担増が目立ちます。
◆負担増はあらゆる世代で!
今後、受診するたびに定額の窓口負担が課せられたり、薬局で購入可能な薬を保険からはずすなど、負担増は高齢者にとどまりません。また、老後のたくわえが「資産」とみなされ負担が増やされる可能性があります。
請願事項
一、医療・介護の負担増を中止してください
- 受診するたびに定額の窓口負担を上乗せしないこと
- 湿布薬、痛み止め、うがい薬、漢方薬などを保険からはずさないこと
- 70歳以上の患者負担限度額(高額療養費)を引き上げないこと
- 入院時の光熱水費の負担を増やさないこと
- 後期高齢者の保険料を引き上げないこと
- 介護利用料の引き上げをはじめ、介護分野の負担を増やさないこと
署名用紙のダウンロード/お取り寄せは・・・
郵送配布を希望される方は、1.お送り先住所・宛名、2.連絡先電話番号、3.必要部数を明記の上、メール info@hokeni.org までお送りください。
署名用紙は、以下からもダウンロードできます。
ダウンロード
「ストップ!患者負担増」署名(A4両面・5名連記)[PDF:5MB]
★裏面(署名欄)のみ印刷される方は、以下からお選びください。
「ストップ!患者負担増」署名(ウラ面のみ・5名連記)[PDF:3MB]
「ストップ!患者負担増」署名(ウラ面のみ・10名連記)[PDF:4MB]
「ストップ!患者負担増」署名(ウラ面のみ・1名記入用)[PDF:3MB]
署名返送先&〆切
東京保険医協会
〒160-0023 新宿区西新宿3-2-7 KDX新宿ビル4F
TEL 03-5339-3601/FAX 03-5339-3449
一次〆切 : 2017年4月15日
二次〆切 : 2017年5月25日
会員の皆様へ、署名・リーフを発送しました
署名・リーフ・運動募金の郵便振替用紙を『診療研究3月号』(2/15発送予定)と共にお送りしました。同封の返信用封筒で署名をご返送ください。また、運動募金(1口5,000円から)にもぜひご協力ください。
「大気汚染によるぜん息等の患者の医療費助成を求める署名」にも取り組んでいます
協会では現在、全国公害患者の会連合会が取り組む「大気汚染によるぜん息等の患者の医療費助成を求める署名」にも協力しています。
署名用紙、リーフレットのお申し込みは、下記リンクをご参照ください。