清瀬市、荒川区もB型肝炎ワクチンの助成を開始

公開日 2016年07月05日

  清瀬市 荒川区
機関 2016年5月1日~2017年3月31日 2016年6月1日~9月30日
対象者 2015年4月2日~2016年4月1日生まれの児(0~1歳児) 2016年4月1日~7月31日生まれの児(0歳児)
助成額 2,500円を上限に助成/回 全額助成
回数 3回を上限(すでに1回目、2回目を
接種した者も、残りの回数分を助成)
4~6月生まれの児:2回分を助成(3回目は定期接種)
7月生まれの児:1回分を助成(2~ 3回目は定期接種)
備考 やむを得ず区内の協力医療機関以外で接種した費用の全部または一部を償還払い
(申請期限は来年3月末まで)

本年10月から定期接種となる「B型肝炎ワクチン」について、5月から清瀬市、6月から荒川区で独自の任意接種助成事業が始まった。

国の対象者は「今年の4月1日以降に生まれた0歳児」のみだが、清瀬市の助成はそれ以前に生まれた者(0~1歳児)に配慮。特に1歳超の児も市の助成の対象となる点は画期的だ。

対象者には予診票を同封した個別通知も送付するなど、保護者にも手厚い。すでに1回目、2回目を接種した者も、残りの回数に2,500円までの助成が受けられる。

荒川区の対象者は国と同じだが、10月まで待つことなく6~9月に接種した費用を全額助成する。これは4~7月に生まれた児らが、費用負担なく接種が受けられる10月以降に接種を遅らせることが心配されるためだ。

本来望ましいとされる「生後2カ月」からの接種を後押しする配慮が感じられる。対象者には予診票を個別発送し、誕生月に応じて10月からの定期接種までの接種分(1~2回分)を助成する。

注/B肝ワクチン助成は、昨年度までに「渋谷区」「品川区」「千代田区」「豊島区」「新宿区」がすでにスタートさせている。

(『東京保険医新聞』2016年7月5日号掲載)