荒川支部例会を開催―2016年度の個別指導 高点数による選定は1件(荒川)

公開日 2017年12月26日

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荒川支部は11月24日、ホテルラングウッドにて支部例会を開催し、会員ら10人が参加した。今回のテーマは、「指導の最新情報と審査の動向」。

まず、関東信越厚生局東京事務所が開示した最新の指導情報について報告した。「高点数」を理由とした「個別指導」は2016年度には1件しか行われていない。

また、個別指導の選定理由では、「保険者」からの「情報提供」が多い点や、2016年度個別指導の「結果内訳」では、85件中、「概ね妥当」1件、「経過観察」31件、「再指導」41件、「要監査」0件であることが示された。

審査の動向については、「縦覧点検」により、「初診料」が「再診料」に減点されるケースについて報告された。

具体的には、「アレルギー性鼻炎」の病名で2カ月連続して初診料を算定し、2カ月目が再診料に減点された例や、初診時に2週間分薬剤を処方し、その薬剤が残っている間に再度初診料を算定し、それが再診料に減点された例などについて解説があった。

最後に石山理事から、「協会荒川支部では、支部会員から寄せられた意見を協会理事会に報告し、今後も支部と協会理事会をつなぐ役割を積極的に果たしていきたい」と挨拶があり、閉会した。

(『東京保険医新聞』2017年12月25日号掲載)